今年の年末年始はとても寒い。
天気予報でそう聞いていましたが、割と穏やかで暖かい元旦でした。皆さまがお住まいの地域は、いかがだったでしょうか。
教会本部の元旦祭に参拝し、だんだん明るくなってきた空を眺めながら教祖殿へ移動しても、廊下を踏み締める足先には、それほど冷たさを感じません。ピリッとした冷気の中で畳にぬかずくと、新年を無事に迎えられたことへの喜びが、体の内側から込み上げてきます。
「一日の日でも朝は明らかでも、後の空曇る事もある。よう聞き分け」
この1年間には、晴れの日もあれば曇りの日もあるでしょう。穏やかな朝を迎えた日の夕方に、土砂降りの雨に遭うこともあるかもしれません。
目を閉じて昨年の元旦を振り返ると、あっという間の1年だったように感じます。でも、来年の元旦を迎えるまでには、また新たな一日一日を積み重ねていかなくてはなりません。なかには、体調の良くない日や気分の落ち込む日だってあるでしょう。それでもきっと、いまの気持ちを忘れていなければ、また前を向いて進んでいくことができる。心からそう思えるような、静かな時間を過ごすことができました。
外へ出ると、元旦の空は、もうすっかり明るくなっています。この1年間、いつも、この空のように穏やかな気持ちで暮らしたいものです。 (岡)