さづけ

sazuke

現行のさづけは「てをどりのさづけ」、もしくは「あしきはらのさづけ」といわれるもので、病む人に取り次いで身上みじょう回復のご守護を願うものです。
親神様は取り次ぐ者と取り次がれる者の心の真実をお受け取りくださって、どのような不思議なたすけもお現しくださいます。
「さづけの理」は、九度の別席順序を運んで心を洗い立て、たすけ一条を誓って願い出るところにお授けくださいます。おさづけの理をいただいた人を「ようぼく」と呼びます。ようぼくとは、陽気ぐらし世界建設のための人材、用材という意味です。
その使命は、頂戴ちょうだいしたおさづけをしっかりと取り次ぎ、また、教祖おやさまの教えを人々に伝えて、陽気ぐらし世界の建設に向かって力を尽くすことです。

これからハいたみなやみもてきものも いきてをどりでみなたすけるで(おふでさき第六号 106)
このたすけいまゝでしらぬ事なれど これからさきハためしゝてみよ(おふでさき第六号 107)
「さづけ\と言うたる、さづけというはどの位どれだけのものとも、高さも値打も分からん」(おさしづ 明治23年7月7日)

【道の路金ろぎん
路銀とは、いわゆる旅費のことです。教祖は、「ながの道中、路金ろぎんなくては通られようまい。路金としてこえ授けよう」(『稿本天理教教祖伝』第三章)と仰せくださいました。つまり、人だすけの道を通るうえでの手だてとして、「おさづけの理」が渡されることを、路銀にたとえてお教えくださっているのです。
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