我が子に信仰を伝えよう
縦の伝道という視点
わが子に信仰の喜びを伝えることも、にをいがけの一つであり、実に大切なことです。子どもは子どもの自由に――と考える人がいます。しかし、進学、就職、結婚と人生を歩んでいく中には、壁にぶつかったり、病に倒れたり、人間関係に悩んだりすることが必ずあるものです。そんなとき、心を支え、思案の拠り所となる教えを伝え、信仰を育むことは、大切な親の務めでしょう。
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子どもは強制や押しつけでは育ちません。両親の日常の生活態度が、知らずしらずのうちに子どもの心を感化していくのです。子どもは正直ですから、親の言う通りではなく、親のしているようにするものです。夫婦が仲良くたすけ合い、苦しい時にも愚痴をこぼさず、感謝の心を忘れない――そんな明るく陽気な暮らしぶりが家庭円満の元であり、子どもが信仰を受け継ぐ「縦の伝道」の基本となるのです。
「おさしづ」に、「もう道というは、小さい時から心写さにゃならん。そこえ/\年取れてからどうもならん」(明治33年11月16日)と教えられている通り、思春期を迎え、さまざまな問題が起きてからでは、なかなか難しいものです。 子どもが間違いなく道を歩んでいけるように、幼いうちから共に教会へ運び、共にひのきしんに勤しみ、折にふれて親神様・教祖のお話を取り次ぐようにしたいものです。
神様中心の暮らしを
縦の伝道のためにも、家庭に神実様をお祀りしたいものです。朝夕に家族が共に手を合わせることを通して、かしもの・かりもののありがたさを伝える。身上障りを頂いたときは、神様の前でおさづけを取り次ぐ。そのほか人生の折り目節目に、お願いし、お礼を申し上げる小さな積み重ねが、子どもの心に信仰を育んでいくのです。
《少年会活動》
少年会本部では、子育て中の親のために『さんさい』、小中学生向けに『リトルマガジン天理少年』(ともに月刊)を発行しています。また、教会や教区・支部では、定期的に少年会活動を実施しています。これらを活用し、幼いころから道の子としての仲間づくりを促すことも大切です。
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「少年会本部」ホームページ
さんさい
(少年会発行)
0~15歳までの子育てを応援する雑誌「さんさい」の中から、縦の伝道にまつわるエッセイ・特集を一部ご紹介します。
※年齢・立場などは掲載当時のもの。個人のプライバシーにかかわる話は一部内容を変えてあります。敬称略
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少年会「定期刊行物」
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