山口豪雨 近隣教区隊 相次ぎ出動 災救隊(8・5〜8・11)

■2009年8月13日

〝人海戦術〟で復旧作業

既報の通り、災害救援ひのきしん隊(=災救隊)山口教区隊(岩田光弘隊長代理)は、7月24日から防府市ボランティアセンターの主要スタッフとして運営に携わる傍ら、被災地の復旧作業に着手。8月4日まで延べ253人が市内で実動した。一方、災救隊本部(中田善亮本部長)では、近隣の教区隊に対し出動要請。5日には、本部隊をはじめ、おやさと隊、山口、広島、鳥取の3教区隊延べ314人が「第2次隊」として現地入り。8日午前まで足かけ4日間にわたり、家屋に流れ込んだ土砂の搬出・撤去などに尽力した。さらに「第3次隊」が、8日午後から11日まで市内で復旧活動を展開した。 7月27日、災救隊本部から中田本部長と長野吉晴副本部長が現地を視察。その結果、防府市の被災状況が、ボランティアセンターによる当初の予想より広範囲に及び、被害も甚大であることが判明した。  翌28日、弘長健教区長(54歳)が市のボランティアセンターと協議。その席上、「ボランティアの手が足りず困っている。ぜひ、天理教の皆さん方に協力をお願いしたい」と依頼があった。  これを受けて弘長教区長は29日、災救隊本部へ応援を要請。「こどもおぢばがえり」後の8月5日から8日午前まで、第2次隊として出動することになった。  5日午前11半、現地本部が設置された防府大教会で結隊式が行われた。  作業は2カ所で実施。おやさと隊と山口、鳥取の両教区隊計51人は防府市の田ノ口地区へ。一方、広島教区隊の22人は宇部市へ出動。それぞれ復旧作業に力を尽くした。  第3次隊では、8日午後から11日まで、山口、岡山、島根の3教区隊から延べ242人が実動。引き続き、田ノ口地区で復旧作業に従事するとともに、9日には勝坂地区、10日には奥畑地区へ出動し、家屋に流れ込んだ土砂を撤去するなどした。  なお第4次隊として、16日から19日まで山口教区隊が被災地へ向かう予定。 (8月11日記)

(立教172年8月16日号)