青年会 「躍進の集い」折り返しへ(10・15記)

■2008年10月20日

「躍進の集い」折り返しへ

10月中に49会場終了 〝節目の総会〟に結集

8月から12月にかけて国内外100カ所余りの会場で開催される「天理青年一手一つ躍進の集い」は、全日程の折り返しに差しかかり、10月中に 49会場(うち海外6会場)が終了する。青年会長である真柱様は、これまで東京、北海道、香川、大阪、熊本の6会場へ視察に赴かれ、旬に勇み立つ天理青年 の様子をご覧になった。今月27日には、創立90周年の記念総会を迎える青年会。集いの各会場では、大勢の会員たちが「あらきとうりよう」としての自覚を 新たにするとともに、”節目の総会”に向けて結集を誓い合った。(15日記)

教区挙げて「集い」後押し

熊本会場・熊本大教会

熊本教区青年会(山本道昭委員長)は5日、植木町の熊本大教会で開催、青年会員ら727人が参加した。 同教区では、支部単位で教会や会員宅を巡回。さらに、少年ひのきしん隊のOBで青年会員の年齢層に当たる約350人へ案内はがきを送付したほか、学生層を対象にハートクリーンキャンペーンを実施するなど、若い会員の掘り起こしにも精力的に取り組み、集いに臨んだ。 当日は、開始時刻の1時間前から会員らが続々と参集。式典では、山本委員長のあいさつの後、真柱様が登壇された。 真柱様はまず、青年会が創立90周年という”節目の年”を迎えることを踏まえ、「節から芽を出すには、活動を活発に繰り広げることだと思う」と話された。 そして、会活動に参加する会員を増やしていく必要性を強調したうえで、「青年会活動に普段から携わっている人たちだけでなく、広く会員の人たちに、あらためて青年会を知ってもらうことが大切だ」と諭された。 最後に、真柱様は「青年会の活動は、教区でも教会でもいろいろとやっている。これを機に、青年会を知ってもらい、行事にも参加してくだされば、私としては大変うれしい」と期待を寄せられた。 統一プログラムの終了後、会場では模擬店やさまざまな催しが実施され、管内の婦人会・女子青年や学生会の会員たちが諸準備などのひのきしんに協力した。 堤信彦教区長(61歳・熊本大教会長)は「管内の『天理時報』の手配りひのきしん活動や各種行事のうえにも、青年会員が率先してつとめてくれており、最 近、教区の動きに一段と勢いが増している。その原動力となっている青年会の行事を一層盛り上げていけるよう、管内の教会長をはじめ、各会も後押ししていき たい」と話した。 この日、教会からの呼びかけで初めて青年会行事に参加した人も少なくない。 その一人、南洋彰さん(31歳・轟泉分教会信者・宇土市)は「皆さんがとても楽しそうにしている雰囲気が良かった。今後も青年会行事に参加してみたいと思った」と笑顔で話した。 山本委員長(38歳)は「集いが一時的な”打ち上げ花火”に終わらないよう、そして、今日参加した会員にも常時活動に参加してもらえるよう、継続的な声かけに努めていきたい。まずは、記念総会への呼びかけを徹底することから始めたいと思う」と熱く語った。

綿密な呼びかけ活動展開

ブラジル会場・ブラジル伝道庁

ブラジル青年会(谷尾豊マルセーロ委員長)は11日、バウルー市のブラジル伝道庁で開催、青年会員ら240人が参加した。 同青年会では、7月に総会を開催。飯降力・青年会本部委員長とともに、伝道庁から約1千600キロ離れた地域で4日間の布教活動を展開した。 また、同月から9月にかけては、委員24人が「教会実習」として各地の教会でひのきしんにいそしみながら、土地所の会員たちに参加を呼びかけた。 一方、出稼ぎなどで日本に滞在している会員に対しては、各直属を通して日本国内の各会場で参加するよう促すなど、綿密な呼びかけ活動を繰り広げてきた。 当日は、太田忠司セルジオ・サンパウロ教会長が講話。また、青年会本部制作の2本のビデオに加え、ブラジル青年会の歴史と活動を紹介するオリジナル・ビデオ2本を上映した。 谷尾委員長(36歳)は「会員たちは今回の躍進の集いを通して、あらきとうりようとしての自覚を新たにするとともに、遠く離れたおぢばのありがたさを感じてくれたようだ。この成果を、今後の取り組みの”肥”として生かしていきたい」と話した。 【飯降力・青年会本部委員長の話】 8月末にスタートした「天理青年一手一つ躍進の集い」は中盤に入った。 集いに参加した会員からは、「あらためて自らの信仰と向き合うことができた」「知り合いができたので、今後は会活動に参加しやすくなった」などの声が多く聞こえてくる。 一人でも多くの道の若者たちに、あらきとうりようとしての自覚を新たにしてもらうためにも、直属分会や教区青年会はもとより、OBである教会長の皆さんや、各方面からも継続した呼びかけをお願いしたい。 今月27日には、創立90周年記念第84回総会を開催する。総会終了後の「あらきとうりよう講演大会」では、さまざまな立場の会員たちが自身の信仰につ いて熱く語りかける。この日、自身の信仰のうえに勇みの種となるものを掴んで、土地所へ帰っていただきたいと願っている。 この”節目の年”に、青年会のさらなる飛躍と、会員一人ひとりのさらなる成人を期して、躍進の集い、そして記念総会に向けて結集しよう。

(立教171年10月19日号)