福祉に関わるひのきしん
「一れつきょうだい」「互い立て合いたすけ合い」の教えのもと、天理教は早くから福祉活動に取り組み、すでに1世紀を超える歴史があります。
その間、児童、障害者、高齢者への福祉、受刑者への矯正・保護など、活動の幅を広げてきました。なかでも里親活動に取り組む天理教関係者は多く、日本中で受託されている里子の1割強を養育しています。
もともと教会には、身寄りのない子どもやお年寄り、病気や障害を持つ人など、難渋を抱える人々と生活を共にするという、おたすけの伝統がありました。天理教の教会は、福祉の制度や環境が整う以前から、その一端を担ってきたといえるでしょう。
天理教が積極的に推進してきたことの一つに、「献血ひのきしん」があります。献血活動では、自身の血液を提供するだけでなく、多くの方に協力してもらう呼びかけや啓発活動などもあります。現在、全教区に献血推進の組織がありますので、関心のあるようぼくは所属する教区にお尋ねください。
また、親里でできる福祉に関わるひのきしんとしては、「視覚障害者のための誘導ひのきしん」や「車いす誘導ひのきしん」があります。これは月次祭の前日や当日などに実施されています。
このほか、音訳や点訳、手話通訳、パソコン要約筆記などのひのきしん者を養成する講習会が親里で開催されています。これらを習得して、地域で活躍するようぼくも少なくありません。
本部の布教部社会福祉課では、福祉活動に携わる人材の育成に努めるとともに、セミナーやイベントなどを通して、「一れつきょうだい」の教えに基づくたすけ合い、支え合いの大切さを教内外に伝えています。詳しくは、社会福祉課へお尋ねください。
布教部社会福祉課
奈良県天理市三島町1番地1 布教部社会福祉課
TEL 0743-63-6161 FAX 0743-63-7266