天理教保護司連盟 「第13回ようぼく保護司研修会東海ブロック大会」開催

布教部社会福祉課(橋本武長課長)所管の天理教保護司連盟(北嶋眞二郎委員長)は、年祭まであと3カ月にせまったこの旬にさらなる発展を目指し、これまで1泊2日で行われていたブロック大会を1日とし、10月28日(火)、天理教愛知教務支庁を会場に「第13回ようぼく保護司研修会東海ブロック大会」を開催。連盟委員をはじめ、保護司や教誨師、民生・児童委員、教区福祉担当者、保護司活動に関心のあるようぼくなど、72人が参加した。

研修会では、北嶋眞二郎委員長、来賓のあいさつに続いて、名古屋保護観察所長の調子康弘氏が「息の長い支援と『リ・スタート愛知』」と題して講話。続いて、一般社団法人日本自立準備ホーム協議会代表理事、NPO法人再非行防止サポートセンター愛知理事長の高坂朝人氏が「再非行を減らし、笑顔を増やしたい」と題して登壇した。
また、今回の研修会では東海ブロック(三重・静岡・愛知・岐阜・長野)の参加教区から愛知・三重・静岡教区の代表が保護司の取り組みについて発表がなされた。
そして、保護司・教誨師・天理教依存症たすけあいの会代表の鈴木顕太郎氏が「誰もがやり直せる世界を目指して~対象者とより良き関係を築くために~」と題して講話。鈴木氏は、対象者に対して教えに沿ってどう寄り添ってきたのかを自身の保護司としての体験談をもとに語りかけた。
また、「ようぼくとしての保護司活動」をテーマにパネルディスカッションが行われ、講義を振り返りつつ保護司活動に対する思いを語り合った。

この「ようぼく保護司研修会ブロック大会」は、信仰者としてのひのきしんの態度を持って保護司の職務に当たる会員のさらなる資質向上を願い、また、地域のネットワークづくりと併せて、連盟では二つのスローガンとして「全支部に1名以上のようぼく保護司を!」「自立準備ホームの登録を増やそう!」を推進して、ようぼく保護司を増員し、より一層社会の難渋たすけに貢献することを目指している。
なお、来年の開催については、天理教保護司連盟が創立70周年の年にあたることからブロック大会は行わず、立教189年11月25日に親里において「ようぼく保護司全国大会」が開催される旨の発表があった。
なお、今回の講演録の一部は、『導別冊』として天理教保護司連盟会員に届けられる。
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