
文章を書く機会が多い人は、ほぼ朝型と夜型に分かれるようです。人々が寝静まった夜の静寂や早朝の穏やかな空気が、ゆっくりと考える時間を与えてくれるからでしょう。
夜の虫の音に聴き入るのか、早朝の鳥のさえずりに耳を傾けるのか、人によって好みは分かれるでしょうが、私の場合は朝型です。何かまとまった文章を書く場合は、なるべく午前中にするようにしています。
なかでも、このコラムは早朝に書くことが習慣になってきました。忙しい時期には電車の中で文案を考えるときもありますが、実際に文章に起こすのは、次の早朝です。
時には夜明け前に机に向かうこともありますが、一日の始まりにピュアな心で原典をひもとくことは、毎日の生活をさまざまな面で豊かにしてくれます。「おさしづ」を拝読しながら、静かに思索にふけるのが、最近では至福のひと時になってきました。
「一日の理は朝にある」
原文の意味は、まず根本的な教えの理を心に治めることの大切さを強調する内容ですが、特にこの一節は、とても印象的です。
開け放した窓から、早朝の光が差し込んできました。さっきまで少しモヤがかかっていましたが、どうやら晴天になりそうです。今日も一日、親神様のご守護に感謝して、心満たされる時間を過ごしたいものです。(岡)