おやのことば 8月31日

この数年、いや、もっと以前からかもしれませんが、新聞やテレビの報道を見ていて、これまでの常識や社会通念を根底から覆すような出来事や、理解しがたい犯罪が、しばしば目につくようになりました。

表層的な事件や出来事の異様さの根底に、現代社会の抱える矛盾や問題点を感じるのは、私だけではないでしょう。新聞の論説やニュースの解説などを見ていても、抜本的な解決策の必要性が求められています。

でも、世界の矛盾を根本的に解決する方法など、本当に存在するのでしょうか。家庭や職場、地域社会といった小さな社会の問題でさえ、解決することは容易ではないのに……。

こんな気分のときには、原典をひもときましょう。

「神の道は心を直す。道成程と理を悟って今日の日、人の心を直すは真実の道」

教祖を通して伝えられた親神様の教えの中には、あらゆる時代の人々が、どのような状況においても”現在”を生きていくためのヒントがあります。そして、現在の自分が今日を生きていく力となるこの教えは、世界を本来あるべき姿へと導いていく真実の教えでもあるのです。

「神の道は心を直す」。今回のお言葉などを拝読していると、これまでの時代以上に、世界は教祖の教えと導きを必要としていると、あらためて感じます。(岡)

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