
先日、出張のために宿泊していたビジネスホテルのロビーで、若い女性に突然、声をかけられました。
「オハス」
オハス??
言葉の意味が分からず怪訝な顔をしていると、また繰り返します。もう一度聞き返して、ようやく「おはようございます」と言っていることに気がつきました。
朝のあいさつだということが分かると、不思議と相手の態度を好意的に感じます。こちらも笑顔であいさつを返しました。
「何よの事も、言葉一つからどういう事も治まる。どういう事も成り立つ」
コミュニケーションのために、言葉は欠かすことのできないものです。言葉がなくては、愛する人に気持ちを伝えることも、家族に感謝の心を伝えることもできません。教祖を通して伝えられた、この世界の真実を知り、人々に教えを伝えることを可能にするのも言葉の力です。
しかし、自分の気持ちを相手にしっかり伝えるためには、適切な言葉を使う必要があります。不明瞭な言葉で相手に誤解を生じさせるようでは、言葉の”無駄づかい”になるでしょう。時には、何げない言葉が、トラブルのもとになることもあるかもしれません。
日ごろ笑顔であいさつを交わしながら、適切な言葉で自らの思いをしっかり伝えているだろうかと、自分自身を反省しました。 (岡)