おやのことば 7月7日

「痛っ!」

朝起きたときに、左手の薬指に痛みを感じました。よく見ると、関節の周辺が変色しています。どこでけがをしたのでしょうか。

しばらく考えて、2日ほど前に出先の駅の階段で転んだことを思い出しました。次の電車に間に合うように、急いで階段を駆け上がろうとしたのですが、足がついていかずにつまずいたのです。階段の途中で倒れ込みながら、年を取ったことを痛感しました。

「古きというはおら年限何年なると言うても、理が無くばどうもならん」

気持ちは若いころと同じでも、どうやら体は着実に年齢を重ねているようです。

昨日と今日の自分の体には、ほとんど何も変化を感じません。仕事がいくつも重なったときは、一夜にして皺が何本か増えたように感じることはあります。しかし現実には、体に大きな変化が起きることはありません。それでも、一日一日の小さな変化が積み重なって、気づかないうちに年齢を重ねているのです。

階段で転んだときに痛めた指先をさすりながら、これまで過ごしてきた日々を思い返しました。毎日の小さな変化が、いつしか大きな変化になる。そうだとすれば、やはり一日一日をしっかり生きる姿勢が大切でしょう。

知らないうちに年を取ったと落ち込むのではなく、いい年の取り方をしたと自分で納得できるように、毎日を暮らしたいものです。(岡)

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