おやのことば 4月12日

結婚生活を20年以上続けていると、さすがに妻の顔が毎日輝いて見える、というようにはいきません。

皆さんも毎日歩いている通勤・通学路が、やけに遠く感じることがあるでしょう。主婦の場合、夕食の買い物に出かけてみたものの、全く献立が頭に浮かんでこないという日もあるかもしれません。

今朝は少し気分の重たい日でしたが、小さな三方にお供え物を用意していると、不思議と心が落ち着いてきました。

ちょっとシワは増えましたが、小さなお社を掃除している妻の顔は昨日と同じです。同じ顔を見たいと思う日と、あまり顔を合わせたくないと思う日があるのは、たいていの場合は、こちらの勝手な気分によるものです。 「心一つというは、時々日々どんな事も思う。変わるは一つの案じ、変わらんは一つの誠」

何か心に懸かることがあると、何ごともなく過ごしている毎日にも、喜びを感じられなくなることがあります。

今日を喜ぶことができないときには、心を親神様のほうへ向ける努力をすることです。そうすれば、雨の日にも晴れの日にも決して変わることのない親神様のご守護に気づくはずです。

さあ、どうやらお社の掃除が終わったようです。おつとめの後、二人で仲良くお茶にしましょうか。(岡)

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