
若いころ好きだった音楽を聴きながら車を運転していると、助手席に座った中学生の息子が、曲のタイトルを尋ねてきました。
最近、同じ曲がCMか何かで使われているそうです。30年ほど前の音楽が、いまの若者にも同じように受け入れられているのは、少し奇妙な感じがします。
でも、考えてみれば、クラシック音楽などは時代も文化も全く違う異境の音楽ですが、現在の私たちにも感動を与えてくれます。良いものは、いつ、どこの人々にとっても”良い”と感じられるのです。
時間や空間を超えて響くこの普遍性こそが、良い音楽が良い音楽であることの前提ではないでしょうか。
「めん/\の親が言うとは思うなよ。世界中のをやが言うのや」
教祖を通して伝えられた親神様の教えは、時間や空間の隔たりを超えた、あらゆる時代のあらゆる人間にとっての真実です。この真実を世界中の人々に伝えたい。これが、をやの願いです。
この普遍的な真実を世界へ伝えることによって、いつの時代のどこの人々の心にも、この教えを信じて生きることの喜びが自然にあふれてくる。まるで、美しい音楽を聴いたときの喜びのように……。
「おさしづ」を拝読していると、その日が来るのを待ちわびておられる、をやの思いをひしひしと感じます。(岡)