
先日、久しぶりに高速道路を利用して外出しました。1時間ほど運転した後、サービスエリアに立ち寄ると、入り口に犬のイラストを描いた看板が出ています。どうやら、ペットと一緒に休憩できる設備があるようです。
辺りを見回すと、何人かの人たちが犬や猫を連れて休憩していました。このような光景は、これまでにも目にしていたはずなのですが、とりわけ最近は、動物たちの様子が気になります。
わが家へ子犬がやって来てから、もう1カ月近くが経ちました。犬を飼うようになると、それまで全く視界に入らなかった、ペット連れの人たちの姿に自然と目が行きます。 「身の処諭する処、成程の理が見える見えんは、成程の理を見てくれにゃ分からん」
新しい経験を通して、これまで見えなかったものが見えるようになる。誰でも、しばしば感じることではないでしょうか。
かつて妻が初めて妊娠したときは、世の中にはこれほど妊婦さんが多いのかと驚いたことを覚えています。毎日の生活の中では、むしろ見ようとしているものしか見えていないのかもしれません。
とはいえ、教祖を通して伝えられた親神様の教えに照らして、自分と世界を見つめる意識だけは、常に失わないようにしたいものです。(岡)