足早にやって来た冬に備えるために、物置から温風式のヒーターを出しました。まだ使えると思っていましたが、時々理由もなく停止してしまいます。そろそろ、新しい暖房器具が必要なのでしょうか。
もう10年以上、このヒーターを使っています。購入したのは大学へ赴任したばかりのころで、自動車がなかったので電車に乗って奈良まで買いに行き、両手で抱えて持ち帰りました。
ただの道具であっても、長年一緒に暮らしていると、共通の歴史と”物語”が生まれます。調子が悪いからといって簡単に捨てるのではなく、これまでわが家を暖めてくれたことに感謝したいと思います。
「神の道運ぶ中日々守護々々」
今年も、わずか数週間を残すのみとなりました。このコラムも、年内は次回が最終です。今年も、いろいろな人やさまざまな物とふれ合い、それらに支えられながら毎日を暮らしてきました。
この一年、自分の人生を支えてくれたすべてのものへの感謝を忘れずに、残りの日々を暮らしたいものです。
この気持ちを忘れなければ、新たな年もきっと充実した年になるでしょう。特に、あまりにも身近なために普段は気づきにくい、親神様のご守護に感謝する意識を大切にしたいものです。
窓から差し込む暖かい朝日を身に浴びていると、心からそう思います。(岡)
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