(天理教の時間)
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第1406回2026年10月2日配信

9年目のランドセル

yamasaki
山﨑 石根

文:山﨑 石根

第1253回

東京スカイツリーから、こんにちは ~生まれ替わって会いにくるね~

次女の二人目の妊娠は、八か月の流産という悲しい結末に。しかし、ママには赤ちゃんの声がはっきり聞こえてきた。

東京スカイツリーから、こんにちは
~生まれ替わって会いにくるね~

吉永 道子

今回は私の次女の赤ちゃんの話をします。それは、赤ちゃんがあたたかいお腹の中で過ごした、幸せな8カ月間の出来事です。今、感謝の気持ちを込めて…。

次女の二人目の妊娠は、五年間待ち望んでいたものです。五歳のお姉ちゃんは、大喜びで毎日、何回もママのお腹の赤ちゃんに話しかけます。すると、赤ちゃんもお腹の中で答えているのでしょう、お腹がツンツンと膨らみます。

そんな嬉しい日常の中、健診で気がかりなことが。羊水が異常に増えていて、何か問題があるかも知れないとのことでした。

パパもママも診察の結果に驚きました。しかし、どんな形であれ、今世、私たち夫婦のことを親として選んでくれた赤ちゃんに感謝し、産み育てていきたいと、神様に祈りました。

毎日の祈りの時間は刻々と過ぎていきました。ママは身体にむくみが出て入院することになりました。そして、祈りの甲斐なく、赤ちゃんはママのお腹の中で八か月の人生を終えました。それは本当に、辛い、悲しい出来事でした。

産声は聞くことは出来なかったけれど、ママには、赤ちゃんからの声がはっきり聞こえてきました。

「ママのお腹の中は、あったかくて愛がいっぱい。優しさで包まれた、とっても幸せな時間でした」

ママは、

「会いにきてくれてありがとう」

そう伝えます。赤ちゃんは、

「ママ大好き、また生まれ変わってくるね」

ママは胸の中に赤ちゃんのぬくもりを感じ、心の声が聞こえてきたのだと確信しました。

それから五年の歳月が流れ、ママは妊娠しました。赤ちゃんが生まれ変わって帰ってきてくれました。

「おかえりなさい」

ママはそう言って愛しい我が子を抱き、産声を聞きました。

あの日、会いに来てくれた赤ちゃんと約束したことは現実になりました。それは、赤ちゃんが魂のふるさとから帰ってくることを、ママが素直に信じて待った証なのです。

その赤ちゃんは現在五歳になり、元気に幼稚園に通っています。ある時、ママに、魂のふるさとでの出来事を話したそうです。

「きちんとママの所へ行くようにって、言われてきたんだよ」

不思議ですね。

かぁかのおうちをいつも利用してくれるママの中に、私の次女と同じ経験をしたママがいます。二歳の子を連れた彼女は、待ちに待った二人目が授かったことが嬉しくて、ずっと不妊治療などをしていたことも話してくれました。ところが、後日体調が急変し、赤ちゃんはお腹の中で亡くなりました。

ママの心と身体は壊れる寸前でした。赤ちゃんが亡くなった原因は自分にあると、苦しみと悲しみの中で自分を責めていました。

私はママのあふれる涙をぬぐって、次女が赤ちゃんを亡くした話をしました。そして、母と子の絆は永遠で、ママのお腹の中で過ごした幸せな時間は、生まれ変わってくるために必要な、とても大切な時間であったことを伝えました。

自分を責めていたママも、パパと上の子の愛に包まれ、二年後に二人目の赤ちゃんを授かりました。そして先日、一歳の誕生日を迎えることができました。

これからも、たくさんのママさんをかぁかのおうちに引き寄せてください。私はいつも、ママさん達からいっぱい愛をいただいています。ありがとう。

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