ハワイ伝道庁九代庁長就任奉告祭

■2022年8月2日

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ハワイ伝道庁(小原仁郎庁長)は7月16日、中田善亮表統領、松田理治海外部長臨席のもと、九代庁長就任奉告祭を執行した。

当日のハワイ・ホノルルは穏やかな晴天。心地よい風が吹き抜け、爽やかさを感じさせた。参拝場には、2年半余り続いたコロナ禍のため、参拝を自粛していた教友たちが久しぶりの再会を喜び合う姿も見られる中、午前10時(日本時間17日午前5時)から祭典が勤められた。

小原庁長は祭文のなかで、「ようぼくとして一日一日ご恩報じの心、おたすけの心をもって通り切ること、そして、長年にわたりこのハワイの地にて真実を尽くし切られた諸先輩方が通られた道を受け継ぎ、管内教会長、布教所長、ようぼく信者の方との心と心の結びつきを大切にし、一手一つの和をもって談じ合いながら、さらなる道の進展に向けて真実を伏せ込む覚悟でございます」と奏上した。

続いて、中田表統領が真柱様のメッセージを代読。その中で「伝道庁の役割の一つは、ぢばの理を管轄する地域へ誤りなく流すこと。また伝道庁は、土地所の布教の拠点であり、陽気ぐらしの有様を世に示して、親神様、教祖の御心を伝え、教祖の教えがハワイの地に根付くよう働きかけ実行していくこと。いま一つは、管内で道を歩む人たちの心の成人のために修理肥を施すこと」と述べられた。また、『皆心、一つの心に成りてくれ。一つに成れば強いもの』(明治37年12月14日)の「おさしづ」を引き、心を合わせ神一条に道を歩むことが大切であるとしたうえで、「元初りのお話の中に、一手一つの和のあり方の手本を示し教えていただいている」「庁長は芯となって勤める者。その立場にふさわしく成人するように努力してもらいたい。誰よりも率先して神一条の思案の仕方を学び、身に付ける努力を重ねるとともに、管内が互いに立て合い扶け合って陽気に治まるご守護を頂けるよう、皆から心を寄せてもらえる芯になるように研鑽を積んでもらいたい」と激励された。

さらに、「庁長の交代は、伝道庁の道すがらの中の一つの節目であり、『ふしから芽が出る』とお諭しくださるように、成人の旬である。『勇んで掛かれば神も勇む。神が勇めば何処〈どこ〉までも世界勇ます』(明治40年5月30日)と仰せくださるように、親神様は皆さんの勇んだ姿をお受け取りくださる」と呼びかけられた。最後に「庁長をはじめ、皆さん方の旬を逃さぬ一手一つの働きが、管内全体の勇みとなり、ハワイ全土に陽気ぐらしの姿が一層広まること心から願う」と締め括られた。

続いて、中田表統領を芯におつとめが陽気に勤められた。この後、小原庁長が中田表統領に御礼を申し上げ、参拝者に「親神様、ご存命の教祖におもたれし、真柱様のお導きを賜り、神一条の精神で信仰を歩む努力を怠らず、管内の皆様に心を繋がせていただき、皆様と共々にご存命の教祖にお喜びいただけるよう、成人の歩みを進めたい」と、決意を述べた。

DSC_2958 小原庁長挨拶

祭典終了後、参拝者は弁当と水ボトルを受け取って解散した。

続いて、翌17日に7月の月次祭が陽気に勇んでつとめられ、中田表統領が祭典講話を行った。