話題 本教が協力した一般映画 東京で回顧上映
東京都中央区にある「国立映画アーカイブ」で現在開催中の上映企画「逝ける映画人を偲んで2023-2024」に、本教が撮影などに協力した1992年公開の映画『橋のない川』が回顧上映される。
この企画は、2023年から2024年に逝去した映画人の代表作などを同館所蔵の映画作品からピックアップして追悼上映。芸術大作から娯楽作、アニメーション、ドキュメンタリー、成人指定映画など、故人にゆかりのある作品を上映し、それぞれの業績を回顧・顕彰する。
昨年12月の第1期に続いて、2月9日から第2期の上映がスタート。『橋のない川』は2月18日と3月6日に上映を予定している。
本作は、奈良県出身の作家・住井すゑ氏の代表作で、2度目の映画化。『サード』『もう頬づえはつかない』『絵の中のぼくの村』などの作品で知られ、今年1月に逝去した映画監督の東陽一〈ひがし・よういち〉氏がメガホンを取った。
親里でのロケは1991年春、当時の天理看護学院の校舎や玄関で撮影したほか、天理高校生がエキストラとして参加。とりわけ校舎では、俳優の渡部篤郎氏演じる主人公・畑中孝二が小学校の同窓会の席上、壇上に立って演説する重要なシーンが撮影された。また、映画本編のエンドロールでは協力団体名に「天理教本部」としてクレジットされている。
なお、本作の撮影中だった同年7月、東氏が天理市民会館で講演。「映画『橋のない川』の製作をとおして」の演題で、作品に込めた自身の思いを語った。
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このほかの上映作品では、高林陽一監督作品『本陣殺人事件』(1975年、2月12日・3月6日上映)に、高林監督の実弟で映画プロデューサーの高林輝雄氏、テーマ曲を演奏したチェロ奏者の上村昇〈かみむら・のぼる〉氏と、本教のようぼく2氏がスタッフとして名を連ねている。
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ちなみに、第1期で上映された岩井俊二監督、中山美穂主演の映画『Love Letter』(1995年)では、お道の雑誌も関わるこんな話が。
本作の着想源の一つとして挙げられるテレビ番組「探偵!ナイトスクープ」(ABCテレビ)の調査依頼エピソード「手紙をくれた少女」(1993年8月13日放送)に、少年会本部発行の雑誌『リトルマガジン天理少年』が登場した。
「見知らぬ少女から突然手紙が来た」という女子大学生の依頼が番組に寄せられた。調査をしたところ、送り主の小学生女子は、リトマガ誌のバックナンバーを読み、そこに掲載していた文通コーナーを見て、ペンフレンドになってほしいと依頼者宛に手紙を書いた、という。番組では、詳細を明らかにしていなかったものの「『リトマガ』という雑誌」として、表紙や誌面を紹介していた。
岩井氏は、手紙をモチーフにした作品を構想中に同番組を見たということで、時空を超えた文通にすごいと思ったと、のちに映画雑誌の対談で語っている。
〔道友社編集部発、2月11日記〕
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映画『橋のない川』本教でも鑑賞を推薦〔立教155(1992、平成4)年5月24日付〕
東陽一氏の講演(親里往来)〔立教154(1991、平成3)年7月28日付〕
高林輝雄氏の人物紹介(南から北から)〔立教140(1977、昭和52)年5月8日付〕
上村昇氏の人物紹介(おやじ論おふくろ感)〔立教156(1993、平成5)年3月21日付〕
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