話題 京都で「にしむらえいじ展」開く
「にしむらえいじ展」が昨年11月28日から30日まで、京都市の絵本書店「きらくやえほん」で開催された。
同展は、詩人・イラストレーターの西村栄治さん(西陣大教会ようぼく、故人)の作品を展示。ほのぼのとしたタッチのイラストと、素直な思いを綴った詩は、『人間いきいき新聞』(天理時報特別号、現『天理いきいき通信』)や『さんさい』(少年会本部発行)などの教内紙誌に掲載され、多くのファンに親しまれてきた。
西村さんは昭和44年、京都市生まれ。市立伏見工業高校(当時)を卒業後、広告代理店会社に就職し、広告デザインを手掛けた。24歳の春、会社を退職し、修養科へ。再就職した印刷会社で、作業中の事故により右手の指を3本切断する大ケガを負った。 半年にわたる入院生活中、左手で字を書く練習を始めたころ、何気なく描いた絵と詩が院内で評判になり、これが人生の新たな一歩を踏み出すきっかけとなった。
平成8年にグラフィックデザイナーとして独立し、初の作品展を京都、大阪、奈良で開催。妻の智子さんと結婚後は、新居である京都の町屋を「三畳間ギャラリー」として開放し、創作活動を続けてきた。
詩集『しんぱいしないで』(自費出版)やエッセー『風が吹くのを待つんだよ』(道友社刊)の著書をはじめ、教内の刊行物にもイラストや作品を数多く提供した西村さん。『風が吹くのを待つんだよ』の本文中には「右手をケガしてから、諦めかけていた絵を左手で描き始めるようになって、上手いと褒めてもらうことより、みんなに楽しんでもらうことに喜びを感じるようになりました」と綴っている。
西村さんは令和5年9月14日、54歳で出直されたが、これまでのように多くの人に作品に触れてもらい、親しんでもらいたいとのご家族の思いから、今展を開催。会場には、西村さんの人柄がにじみ出た作品が展示され、訪れた人たちを楽しませていた。
〔西陣大教会・佐々木社友〕
※西村栄治さんを紹介した記事〔立教160(平成9、1997)年1月12日付『天理時報』連載コラム「天理輝かせて ようぼくここに」第1回〕は、「天理時報オンライン」のプレミアムプランにご登録いただきますと、過去記事としてご覧になれます。
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