天理教教誨師・篤志面接委員 「一泊研修会」開催

■2025年7月14日

発信者:社会福祉課

布教部社会福祉課(橋本武長課長)所管の天理教教誨師連盟(前田教夫委員長)は6月26日から27日にかけて、船場詰所を会場に天理教教誨師・篤志面接委員を対象とした「一泊研修会」を開催。この研修会は、同じような立場、同じような施設の教誨師・篤志面接委員同士がより密に意見交換をはかり、相互の活動の参考にできる場を設けようというもの。今回、6年ぶりに開催され、連盟委員をはじめとする46人が参加した。

写真①

 

連盟委員長の開会挨拶に続いて、天理大学矯正・保護支援課程非常勤講師である髙橋秀紀氏(北白川分教会長)が「『矯正保護支援実践論』とは~学生に伝えたい犯罪抑制の役割」と題して講演。自身の人生経験、特に家族の介護という個人的な困難と向き合いながらも、地域の子供たちの育成、社会の倫理観の向上、そして地域全体の平和に貢献しようと信仰に基づいた日々の歩みを熱く語りかけた。夕刻より懇親の場が設けられ、日ごろの教誨活動などにおける悩みや疑問などを語り合った。

写真②.

 

2日目には施設分類別級の6班に分かれてねりあいが行われ、活発な意見交換が行われた。施設における教誨形態によって随分違いがあることをあらためて認識したほか、経験の浅い教誨師からは「お道の教誨師としての活動を、工夫しながら進めている先輩方の姿を学んだ」などの感想も聞かれ、有意義なねりあいとなった。

写真③

 

閉会にあたって石上正史副委員長が挨拶を行い、「このたびの一泊研修会で交流を深め、情報交換をし、天理教の教誨師としての仲間意識を高め、拘禁刑へと変遷するなか、それぞれの教誨活動に励ませていただこう」と呼びかけた。