「献血ひのきしん推進本部研修会」開催
天理教献血推進委員会(橋本武長委員長)は9月26日、おやさとやかた南右第2棟陽気ホールで「献血ひのきしん推進本部研修会」を開催しました。研修会には、各教区の献血担当者や献血活動に関心を持つ方々、計118人が参加しました。
橋本委員長のあいさつに続いて、日本赤十字社血液事業本部長の紀野修一氏が来賓として登壇し、「血液事業の現況」について講演しました。紀野氏は、日本全体における献血の状況や、コロナ禍における献血者数の変動について詳述し、血液供給の安定化に向けた取り組みの必要性を語りました。
次に、稲葉美徳氏(大美町分教会長・医学博士)による講演が行われ、「献血と陽気ぐらし」をテーマに、献血を通じた「たすけあい」の重要性や、親神様への感謝としての献血の意義について話されました。また、医師としての経験から、身体だけでなく心の健康にも目を向ける必要があり、心と身体が密接に関わっていることを強調されました。
その後のパネルディスカッションでは、吉田弘明氏(飾吉分教会所属)、浅野治香氏(攝歩分教会所属)、西尾良史氏(都介野分教会長)、稲葉美徳氏がパネリストとして登壇しました。西尾氏は白血病治療での輸血経験を通じて献血の重要性を強調し、吉田氏は定期的な献血や骨髄ドナーとしての活動について話しました。浅野氏は若者の献血離れに対する啓蒙活動の重要性を訴え、稲葉氏は献血を「ひのきしん」として信仰の実践の一環と捉え、その意義を説明しました。
最後に、長崎宏治副委員長が研修会のまとめを行い、献血が信仰の実践であり、たすけあいの心を広める重要な活動であることを再確認しました。
また、当日、奈良教区では、本部研修会に合わせて南右第2棟正面玄関前に献血車を配置。その結果、39人が協力し、そのうち34人が実際に採血を行いました。