令和2年7月豪雨 要望に応え活動継続 – 災救隊熊本教区隊

■2020年8月14日

災害救援ひのきしん隊(災救隊)本部隊による「令和2年7豪雨」の被災地での救援活動に続き、熊本教区隊(深水真次隊長)が球磨村社会福祉協議会と折衝し、3次にわたる出動を決定。行政の要望に応え、8月7日から14日にかけて復旧・復興活動を繰り広げた。

 

豪雨災害から約1カ月。「大雨特別警報」が発令された熊本県では、今回の豪雨災害におけるボランティアの受け入れに当たって、新型コロナウイルスの感染防止の対策として、県外のボランティアの受け入れを制限している。そのため被災地では、復旧活動の手が足りず、いまだ手つかずの被災家屋も少なくない。

本部隊が球磨、相良両村での活動に区切りをつけた後、熊本教区隊は、県議会議員の緒方勇二さん(59歳・中球磨分教会ようぼく)を通じて、球磨村社会福祉協議会と折衝。同教区災害対策委員会では、住民との接触をできる限り避けるなど、コロナウイルス感染拡大防止に最大限の配慮をしつつ、救援活動の継続を決定した。

その後、熊本教区隊は8月7日、県内を東西に流れる球磨川の氾濫によって、甚大な浸水被害に見舞われた球磨村渡地区へ。8日間で延べ77人の隊員たちが、地域の神社の敷地内で災害ごみの撤去や建物の解体などに力を尽くした。