天理教教誨師・篤志面接委員 「新任研修会」
布教部社会福祉課(橋本武長課長)所管の天理教教誨師連盟(堂山愛生委員長)は9月25日、「教誨師・篤志面接委員新任研修会」を社会福祉課で開催。新任の教誨師10人を含む29人が参加した。
この研修会は教誨師の任免を受けて5年未満の教誨師を対象に開催しているもの。開会にあたり、橋本課長、堂山委員長があいさつ。続いて、教誨師連盟名誉顧問の井上廣氏(清嵐分教会前会長)が長年、教誨師・篤志面接委員としてつとめてきた経験から「天理教教誨師のつとめ」と題し、教誨師としての心構えや信仰者としての態度など、体験談や実例を交えながら講義を行った。
講義終了後には、千葉県教誨師会が作成した教誨の実際のビデオを視聴し、分類級別(刑務所には、受刑者の犯罪傾向や刑務などの要素に基づいて分類が行われている)に教誨の事例発表が行われた。
【教誨について】
教誨とは、全国の刑務所、拘置所、少年院等の矯正施設において、死刑確定者、受刑者、非行少年等の被収容者からの願い出に対し、各教宗派の教義に基づき、徳性を涵養し、人間性の回復を図る働きかけを行うこと。この活動を民間ボランティアとして無償で行っている宗教家が教誨師。
現在、天理教教誨師は156名。「教団を代表して矯正施設に赴くという自覚と責任を持つ」上から、各教区長の推薦を受けて表統領(天理教代表役員)が任命している。