第16回社会福祉大会開催
布教部社会福祉課(村田幸喜課長)は4月25日、「第16回社会福祉大会」をおやさとやかた南右第2棟陽気ホールで開催、社会福祉課所管団体の会員等331人が参加した。
今年は、基本的な感染予防対策を施しながら、4年ぶりに入場制限なしで開催した。
オープニングでは、近年応募人数が減少傾向にある白梅寮のPRも兼ね、寮生がピアノとフルートの演奏、歌やダンスを披露し、大会に花を添えた。
開会、遥拝の後、松村登美和布教部長があいさつ。「諭達第四号」に引用されている「おさしづ」の略されている部分から思案し、「普段の生活の中で、なるほど信仰している人は違うなと言われる自分であることを努力していく。それがひながたを辿ることになるんだと神様はおっしゃってるように思う」「そういう自分であるかどうかを問いかけながらこの3年、御用を努めていきたい」と話した。
続いて、脚本家・久松真一氏が「想像と創造、そして感動」と題して特別講演を行った。
久松氏は、高校、大学、道友社と12年間おぢばで過ごした後、脚本家・倉本聰氏の下で学んだ。1991年にデビューして以来、テレビドラマ、映画、舞台の脚本を手がけ、日本アカデミー賞優秀脚本賞など数々の賞を受賞。
講演では、担当したドラマでの裏話や、自身が事情に苦しんでいる中、高校時代の友人のがんのおたすけに通ううちに、自分自身がたすかっていることを実感した経験などを話し、感動のうちに午前の部は終了した。
午後からは、各連盟・委員会ごとの分科会を行った。その一つ「点字文庫」では、全盲ろうで東京大学教授となった福島智さん(福神分教会ようぼく)とその母親の令子さん(同教人)の半生を描いた映画「桜色の風が咲く」を上映した。