天理教保護司連盟「おやさと研修会」開催

■2022年9月2日

発信者:社会福祉課

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布教部社会福祉課(村田幸喜課長)所管の天理教保護司連盟(北嶋眞二郎委員長)は、8月25日に恒例の「おやさと研修会」を開催した。今年は新型コロナウイルス感染対策を講じて3年ぶりに対面での開催となり、連盟委員および会員など44人が参加した。

研修会では、北嶋委員長のあいさつに続いて、清水宏泰氏(明和大教会長代務者・奈良県保護司会連合会副会長)が「自立準備ホーム運営の実際」と題して講話。明和詰所を「自立準備ホーム」(コラム参照)として保護観察所に登録し、具体的な運営の実態について語った。

その中で清水氏は、親里で受け入れられることのメリットは、修養科生と同じ日課(朝の詰所掃除、朝夕のおつとめ、修練など)に従って、おつとめを中心とした生活を送れることなどを挙げ、これまでに10人を受け入れ、その内3人が修養科を志願したことを紹介した。

最後に、村田課長があいさつに立ち、ようぼく保護司の活動は直接布教することはできないが、一つのおたすけの形であるとして、「これからもおたすけを前進させる活動にしていただきたい」と呼びかけた。

【自立準備ホーム】
刑務所・少年院などを出所(院)した後、行く当ての無い人が自立できるまでの間、一時的に居住できる民間の施設を指す。再犯率を減らすことが見込まれ、法務省保護観察所は期待を寄せている。
現在、天理教関係(教会など)が運営している自立準備ホームは43カ所あり、全国の自立準備ホームの総数430カ所の1割を占めている。

【関連リンク】
天理教保護司連盟