天理教視力障害者布教連盟が研修会を親里で開催

■2025年7月10日

発信者:社会福祉課

布教部社会福祉課(橋本武長課長)が所管する天理教視力障害者布教連盟(田中秀樹委員長)が6月26、27の両日、親里で「天理教視力障害者布教連盟研修会」を開催し、連盟の委員および会員、計21人が参加した。

 

開会挨拶で田中委員長は「今、ここにいる私たちはこのような蒸し暑い、大変不快な気候も、不快だと感じさせてもらうことができる身体をお借りしていることを喜ばせていただきたい。この暑さの中、畳一枚が己が住む世界となって寒さで震えている人もおられる。われわれは教祖の道具衆であり、陽気ぐらし世界建設のようぼくとして、この道にお引き寄せいただいているのであるから、しっかりとつとめさせていただき、半年後の教祖140年祭の日を充実した喜びの心で迎えさせていただきましょう。」と話した。

この後、道友社発行の「おてふり概要」をもとに連盟委員が講師となり、座りづとめのお手直しを行った。

2日目には、座りづとめ・一下り目と二下り目・三下り目と四下り目の3班に分かれて練習した。練習は健常者に対するものとは違い、二人でペアを組み、動きや手の高さ、左右の手を離す、付けるなど、手を取りながら共に勉強した。参加者からは「これまで分からずに手をふっていたが、大変よく分かった」との感想が聞かれた。

続いて会員感話の時間では、全盲の井澤みゆき氏が登壇し、生い立ちから今日までを振り返りながら奈良県立盲学校時代のことや天理大学で社会福祉について学んだこと、そして修養科生活で信仰が深まったことなどを話され、参加者一同は感動を覚えた。

この後、暑さ対策を心がけながら天理駅前で勇んで「神名流し」を行った。

充実した内容で全日程を終了して、来年4月25日(土)に開催される「障害者おぢばがえり大会」に参加することを誓い合って解散となった。