時報一手一つの集い – 東京教区

■2025年1月5日

東京教区時報集い1

東京教区(入江和德〈かずのり〉教区長)は12月1日、豊島区の教務支庁で「天理時報一手一つの集い」を開催、120人が参加した。

この「集い」は「手配りひのきしん者の皆さま方に日ごろの感謝を伝え、『天理時報』や出版物を通して届くおぢばの声を普段の信仰や毎日の暮らしに活かす機会」として、教区社友会・手配り事務局(代表=赤阪繁一・教区代表社友)が企画。当日は、時報購読者や手配りひのきしん者など、時報に関わりのある教友が多数集まった。

冒頭、諸井道隆・道友社長のビデオメッセージを上映。諸井社長は購読者と手配りひのきしん者への感謝の言葉を述べ、時報をはじめとする道友社出版物の果たしてきた役割の大きさを振り返った。

そして、手配りひのきしんのこれまでの経緯とその趣旨を押さえたうえで、手配りひのきしんが果たす意義を強調。東京教区における手配りひのきしんの現状にもふれ、関係者の取り組みに対し重ねて感謝と労いの言葉を述べた。

さらに、7年前の「手配りひのきしん感謝の集い」での真柱様のお言葉を引いて、「ひのきしんの喜びを持って手配りひのきしんに勤しむ姿は周囲を明るく陽気な姿に変えていく」として、「天理時報の普及・活用の御用に私たちが一手一つに取り組むことで、ご存命の教祖にご安心いただきお喜びいただきたい」と締めくくった。

東京教区時報集い2

続いて、中本恭行・教区長室次長が入江教区長の代理であいさつに立った。中本次長は、教区としてコロナ禍を乗り越え、手配りひのきしんを推し進めている現状を述べ、「感謝の集い」での真柱様のお言葉を受け、親心に沿っていくことをあらためて呼びかけた。その後、手配りひのきしん者への記念品の贈呈があり、江東支部の教友が代表して中本次長から受け取った。

東京教区時報集い3

記念講演は、JRA(日本中央競馬会)の元調教師で、現在は布教師として活躍する角居勝彦氏(鹿島大教会大輪布教所教人)が登壇。角居氏は、調教師時代のエピソードやお道との関わりについて語ったほか、現在、奥能登で取り組んでいる引退競走馬の支援、「ホースセラピー」(馬による動物介在療法)の活動、さらには「令和6年能登半島地震」の復興状況にも言及した。

東京教区時報集い4

講演後の質疑応答では、会場から次々に質問が飛び、角居氏は一つひとつ丁寧に答えた。また、ホースセラピーに関心を持った受講者からは、終了後も角居氏に質問したり、協力を申し出たりするといったひと幕もあった。

 

★社友メモ

東京教区では、全教における「時報手配りひのきしん」の提唱以来、その推進につとめてきた。一時は手配り率65パーセントを超えたが、新型コロナウイルス感染症による「緊急事態宣言」および「まん延防止等重点措置」の発令期間が全国で最も長く、回数も多かったことから、手配り活動も長期の休止を余儀なくされた。

コロナ禍も落ち着きを見せたころから、教区として手配りの再開と推進を決めたものの、支部や地域によってはひのきしん者の高齢化、購読部数の減少などにより、再開が望めないところもあった。そうしたなか、支部関係者やひのきしん者の真実により、現在では多くの支部や地域で手配りひのきしんが再開されている。

今回の「一手一つの集い」の開催は、こうした時報手配りひのきしんに携わる関係者の思いに対する感謝の意味も込められている。

〔東京教区・赤阪代表社友〕