ひのきしんスクール講座「精神の疾患と障害〜統合失調症〜」を開催

■2024年12月5日

発信者:ひのきしんスクール

ひのきしんスクール運営委員会(橋本武長委員長)は、講座「精神の疾患と障害〜統合失調症〜」を11月26日午後から27日にかけて、おやさとやかた南右第2棟3階で開催し、28人が受講した。

初日は、精神科医の永田貴子氏が「統合失調症~診断と治療~」をテーマに講義。統合失調症の理解を深めるために、医師の視点から症状や治療方法、利用できる制度や社会資源を解説した上で、寄り添う上で気をつけるポイントについてふれた。

引き続き、公認心理師・臨床心理士の宇田まゆみ氏が「基本的な接し方、関わり方~臨床心理学的視点から~」をテーマに、統合失調症の方の気持ちを大切にしながら、家族の対応方法について解説した。また、オープンダイアローグという、当事者と周囲の関係者がチームで対話を通して支えていくというアプローチを参考に、家族や支援者にできることを提案した。

⼆⽇⽬は、教会でのおたすけ体験談を紹介。体験談①では、笹倉雅浩氏(兵庫中央分教会長)が「住み込みさんへの寄り添いを通して」をテーマに、体験談②では、廣岡文衛氏(美唄分教会長)が「教会での実践に学ぶ」をテーマに、それぞれのおたすけ現場での実践や心構えを失敗談も交えながら語った。

その後、受講者同士がグループに分かれ、昼食を取りながら、講義の振り返りなどをする「ランチョンワークショップ」を行った。感想や意見を交わしたり、困りごとや体験を分かち合ったりする機会となり、有意義な時間となった。

最後に、山﨑石根(ひのきしんスクール運営委員)の司会のもと、質疑応答を行った。3人の講師が受講者からの質問に丁寧に回答し、疑問や悩みを解決する糸口となった。