日台の研究大会 オンラインで開催 天理台湾学会

■2021年8月25日

発信者:親里ニュース

天理大学に事務局を置く「天理台湾学会」(会長=金子昭・天理大教授)は7月3日、初のオンライン形式で第30回研究大会を開催。日本と台湾の研究者や学生ら約60人が参加した。

同学会は平成3年、台湾に関する学術研究の発展と研究者の相互の研鑽の場として、「天理台湾研究会」の名称で発足。現在の会員数は国内外合わせて約130人を数える。これまでに国立台湾大学や中国文化大学で講座や研究発表が行われるなど、国際的な学会として歩みを進めてきた。

今回の大会では、日台の研究者ら7人が、台湾の言語や文化などの視座から研究発表や講演を行った。

金子会長は「台湾社会におけるジェンダー意識の高揚と仏教尼僧の活躍――昭慧法師による社会活動事例を通して」をテーマに研究内容を発表。台湾社会において、昭慧法師が仏教界、社会にどのように影響をもたらしたのか、自らの研究成果を発表した。