台風被害の公園整備 – 災救隊千葉教区隊

■2020年6月29日

災救隊千葉教区隊(鳥飼道則隊長)は6月29日、南房総市の大房岬自然公園キャンプ場で平時訓練を実施、21人が参加した。

同隊では、3年前から毎年、同公園で訓練を行ってきた。今年は新型コロナウイルスの影響により、中止を検討していたが、園内には昨年の台風15号の被害が残るなど、整備されていないエリアが多かったために、公園長から「緊急事態宣言が解除されたら、ぜひお願いしたい」と要請を受けた。そこで、例年の一泊二日の予定を日帰りへと変更し、訓練を実施した。

当日は午前10時から、草刈りと倒木撤去の二手に分かれ、作業に着手。台風被害による未処理の倒木などを含め、草木が生い茂った遊歩道を約500メートルにわたって整備した。

鳥飼隊長(55歳・南總分教会長)は「昨年の台風では千葉県に甚大な被害が出たが、復旧作業に力を尽くす中で、多くの自治体に千葉教区隊の存在を知ってもらえた。近年の自然災害を見ると、いつ何が起きるか分からないと感じる。今後も緊急時の対応に万全を期していきたい」と話した。