陽気ぐらしへの道 今年も弛みなく 立教185年本部元旦祭

■2022年1月14日

発信者:本部

立教185年の本部元旦祭は1月1日、中山大亮様祭主のもと、本部神殿で厳かに執り行われた。

年越し寒波の影響により、全国各地で大雪に見舞われた大晦日。降雪の予報があった親里の空も、厚い雲に覆われた。

冷たい北風が吹きつけるなか、防寒着に身を固めた参拝者が次々に南礼拝場へ向かう。殿内では、参拝者が間隔を空けて端座し、心静かにその時を待つ。

大時計の長針と短針が重なり、1月1日の午前零時を迎えると、一斉に拍手を打つ音が鳴り響いた。

殿外で雪がちらつき始めるなか、参拝を終えた人々は足早に教祖殿へ。外回廊から、存命の教祖に新春のごあいさつを申し上げた。

午前5時前、大亮様はつとめ人衆と共に本部詰所をご進発。教祖殿、祖霊殿で参拝された後、神殿上段へ進まれた。

大亮様は祭文の中で、新春を寿ぐごあいさつに続いて、「顧みますれば過ぎし1年、私どもは新型コロナウイルスによる感染症の拡大によってさまざまな制限のあるなか、陽気ぐらし世界建設のようぼくとして、それぞれの立場でたすけ一条の御用をつとめさせていただけましたことは、誠に有り難い限りでございます」と述べられた。

そのうえで「私ども一同は、新しい年を迎え、あらためてようぼくの使命を自覚し、神一条の精神に徹して、素直に教祖のひながたを辿り、世界たすけの御用につとめきる決心でございます。何卒、至らぬところは重ねてお仕込みくださいまして、末代かけての陽気ぐらしへの道を、今年も弛みなく歩ませていただけますよう」と奏上された。

引き続き、立教185年の初づとめとなるかぐら・てをどりが陽気に勤められた。

夜明けが近づくにつれて冷え込みが一段と厳しくなるなか、四方の礼拝場の参拝者たちは、一心に手を合わせた。

祭典終了後、教祖殿へ進まれた大亮様は、教祖の御前で祭文を奏上。「教祖、明けましておめでとうございます」と新年のごあいさつを申し上げられるとともに、「私ども一同、新しい年を迎え、教祖の道具衆としてお使いいただく自覚と喜びも新たに、ひながたを拠り所に、一手一つに精いっぱいつとめ励む覚悟でございます」と誓われた。

教祖殿での祭文奏上が終わるころ、雲の間から初日が顔をのぞかせ、神苑一帯を暖かく照らした。