道友社 第18回ブックフェア出展

■2011年7月5日

最新刊『生かされて生きて』『すきっと』第17号など展示・販売


道友社は7月7日から10日にかけて、東京・ビッグサイト(有明)で開催される第18回「東京国際ブックフェア」へ出展。

5年連続5回目の参加となる今回は、7月1日発売の新刊『生かされて生きて――元ひめゆり学徒隊“いのちの語り部”』と『すきっと』第17号をはじめ、お道の書籍やCD・DVD製品などを展示・販売する。

『生かされて生きて』≪http://doyusha.net/ikite/index.html

太平洋戦争末期の昭和20年3月から6月にかけて、沖縄で繰り広げられた地上戦。島の地形が変わるほどの激しい艦砲射撃は“鉄の暴風”と呼ばれ、民間人も含めた18万人の尊いいのちが失われた。

アメリカ軍による本格的な地上攻撃が始まった3月末、沖縄師範学校女子部と沖縄第一高等女学校の生徒たち222人で構成された「ひめゆり学徒隊」は、負傷兵の看護要員として那覇市の南東に位置する南風原(はえばる)の陸軍病院に動員された。

そこで彼女たちが目にしたものは、病院とは名ばかりの大小30余りの壕と、数棟の三角兵舎。真っ暗な壕のなかには、多くの負傷兵が無造作に寝かされていた。

やがて、陸軍病院のある南風原にも米軍が迫り、学徒隊は軍とともに南部へ撤退。さらに突然の「解散命令」によって、彼女たちは戦場の真っただ中に取り残されてしまう。

雨のように降り注ぐ砲弾の下を逃げ惑い、次々と仲間が倒れるなか、著者と仲間は米軍に捕らえられ生き残った。

捕虜となった悲しさに、仲間と泣き明かして迎えた収容所での朝。水平線から昇る太陽の温もりに包まれるうち、ふと誰かがつぶやいた。

「私、生きていいのかしら……」


戦火をくぐり抜け奇跡的に生き残った著者が、時代を超えて語り伝える祈りといのちのメッセージ。

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※出版を記念して、道友社ブース内で著者の与那覇さんを迎えて「出版記念のつどい」が下記の通り開かれます

【日時】

7月10日(日)午前11時から

【内容】

本の紹介ビデオ上映

著者・与那覇百子さんあいさつ

著者サイン会 ほか


※道友社ブースについての問い合わせは道友社業務課ブックフェア係まで。

電話0743-63-3726

[道友社ブースの外観(予定)]


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【第18回東京国際ブックフェア】

会期 7月7日(木)~10日(日)

時間 午前10時~午後6時

入場料 1200円(小学生以下は無料)

アクセス

●電車の場合……りんかい線「国際展示場駅」、ゆりかもめ「国際展示場正門駅」で下車

●車の場合……首都高速湾岸線および11号台場線(レインボーブリッジ経由)で最寄りの出口へ

※このほか、各社バス、水上バスも利用できます。

会場や内容についての詳細は、「東京国際ブックフェア」ホームページ参照

http://www.bookfair.jp/