「防災お泊まり会」を初開催 – 徳島・美拝分教会

■2026年7月13日

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徳島県美馬市の美拝分教会(仙田一善会長)は6月27日から28日にかけて、「防災お泊まり会」を初開催した。

これは、美馬消防署、美馬市役所危機管理課、NPO法人子ども食堂ネットワークの協力で、子供たちを対象にした1泊2日の本格的な防災体験プログラムとして企画したもの。今回は、教内外の幼児から中学生の子供32人とスタッフ9人の計41人が参加した。

初日は、美馬消防署員4人の指導のもと、AED(自動体外式除細動器)の使用を含む心肺蘇生法の実習を行った。アニメーションと実技を組み合わせた説明で、参加者全員が心臓マッサージを体験した。

夕食と入浴を終えた参加者は、美馬市役所危機管理課から借り受けた「目隠しテント」を教会大広間で設営。子供たちは、自分たちの手でテントを組み立て、その中で一夜を過ごした。段ボールベッドや簡易トイレも実物に触れることができ、避難所生活を疑似体験した。また、懐中電灯を頼りに教会内を巡って防災クイズに挑む「暗闘探検」では、停電時の避難行動を楽しみながら学んだ。

翌日は、同消防署員5人による煙ハウス体験と消火器使用訓練を実施。視界がほぼゼロになる煙の中を進む煙ハウス体験に、参加者からは「前が本当に見えない」との声が相次いだ。一方、消火器訓練では、実際に消火器を手にし、その重さを感じながら取り扱い、映像や説明だけでは得られない大きな学びとなった。

その後、NPO法人子ども食堂ネットワークから提供を受けた防災食セット30食分を用いて、各自が選んで調理・試食する時間を設けた。ビニール袋で作る蒸しパンなどの「防災スイーツ」作りもあり、子供たちから「思ったより美味しい」「しっかり混ぜないと味が均一にならない」といった、実体験を通じてこそ得られる感想が多く聞かれた。防災食体験に先立ち、各家庭のハザードマップを配布し、自宅や学校周辺の災害リスク、避難経路の確認も行った。

同教会では、今回の三機関との連携を今後も継続し、地域の防災意識向上に資する取り組みを重ねていきたいとしている。

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〔撫養大教会・齋藤社友〕