秋のイベントで鼓笛隊が活躍 その2 少年会本愛団本愛鼓笛バンド
少年会本愛団本愛鼓笛バンドは、10月18、19の両日に名古屋市で開かれた「第71回名古屋まつり」のメイン行事「郷土英傑行列」に「少年鼓笛隊」として出演した。
昭和30年に始まった、名古屋の秋を彩る最大の祭りである「名古屋まつり」。同鼓笛バンドは、その1回目から毎回出演しており、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の“三英傑”が鎧武者を従えて行進する豪華絢爛な「郷土英傑行列」のトップを飾る「少年鼓笛隊」として、陣笠・陣羽織姿で演奏行進している。
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大教会が鼓笛隊の発足に向けて動き出したのは昭和29年の春。同年夏に開催が決定した「おぢばがえりこどもひのきしん」(現「こどもおぢばがえり」)に向けて、4月に募集を呼びかけたところ、30人近い子供が集まった。第1回の「おぢばがえりこどもひのきしん」には間に合わなかったものの、毎週日曜日に大教会へ集まって練習を重ね、翌30年の第2回には40人編成で、約1000人の団体を引率し、本部神殿前でお供え演奏を行った。
その後、8月の「全教一斉路傍講演デー」(現「にをいがけデー」)での演奏行進や名古屋タイムズ社主催の音楽イベント出演など、教内外で盛んに活動。そして、名古屋市から「名古屋まつり」の出演依頼を受け、今日に至っている。
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70年という歴史を有する「名古屋まつり」への出演。なかには親、子、孫の3代にわたって出演しているケースも少なくない。
しかし、令和6年の第70回への出演は、本愛鼓笛バンドにとって大きな節目となった。
その4年前の同2年に起こった、新型コロナウイルス感染症の蔓延による影響は、同団鼓笛バンドにも大きな影を落とした。鼓笛隊員はもとより、鼓笛指導に当たるスタッフも減少。さらに、参加希望者が集まらない事態となった。
「こどもおぢばがえり」に向けた鼓笛練習でも、隊員はわずかで、スタッフの不在で活動できない状態から、臨時の責任者を立てて活動を再開したばかりだった。
こうした状況に、安藤吉人・育成会長は「ピンチはチャンス」と号令をかけ、この年は70人が出演。安藤育成会長も先頭で看板を掲げて出演するなど、無事大役を果たした。
折しも大教会創立110周年、少年会の鼓笛活動70周年の節目だった。
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本年の「名古屋まつり」は、80人が参加した。
コロナ禍の影響で活動停止となった鼓笛隊が少なくないなか、「子供はいるのに、スタッフがいなくて鼓笛活動ができないのは見過ごせない」と、系統を超えて子供たちが参加できるよう、積極的に声をかけている。
今回の「名古屋まつり」にも、所属教会の鼓笛隊が活動停止だという他系統のようぼく家族が新たに参加した。同団では、「本愛以外の方も参加して、一緒に盛り上げていきたい」と受け入れた。
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2026年は、NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」が放送されることから、さらに注目度が高まる「名古屋まつり」。72回目を控え、同団鼓笛バンドとしては「われわれに与えられたこの有り難い役割を、世代が変わっても末長く果たしたい」と決意をにじませている。
〔本愛大教会・板山社友〕
※参考文献『本愛大教会史』
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