ひのきしんスクールで「ヤングケアラー」学ぶ – 島根教区

■2024年2月20日

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島根教区社会福祉部(石本洋一部長)は1月28日、出雲市の教務支庁で「ひのきしんスクール」を開催した。

今回のテーマは「ヤングケアラーを知る」と題して、生活上の事由から家事・育児・看病・介護など家族の世話を行う18歳未満の子供を指す「ヤングケアラー」について学んだ。当日は、教務支庁会場のほか、松江市の水郷分教会と益田市の南本郷分教会のオンライン会場と合わせて39人が参加した。

最初に、深谷耕治・ひのきしんスクール運営委員が「ひのきしんとは」と題して説明。その後、一般社団法人ヤングケアラーサロンネットワークの星野幸代氏(社会福祉士)が、ヤングケアラーの基本的知識や現況について講義した。

続いて、ひとり親家庭・ヤングケアラー家庭支援「おかえり食堂」代表の辻真一氏(甲京分教会長)が、「わたしたちにできること」の題で講義。「ヤングケアラーと出会うきっかけとして、こども食堂やフードパントリー(個人に無償で食品提供する活動)、学習支援などがある。出会ったときのために、どう対応するか心の準備をしておくことが大切である」と、自らの体験を交えながら話した。

この後、星野、辻両氏が登壇し、深谷委員の司会で質疑応答の時間が持たれた。

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〔島根教区・西村代表社友〕