ウクライナ人留学生受け入れについて – 天理大学

■2022年6月21日

発信者:天理大学

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天理大学では6月16日、永尾教昭学長がウクライナ国立キーウ大学に在籍するクライナ人学生の本学への受け入れについて、報道発表を行いました。

本学とキーウ大学は、2003年2月14日に交流協定校として締結して以降、様々な学術交流を深め、これまで延べ33人の学生を交換留学生として受け入れてきました。

ロシアによるウクライナ侵攻が激化する中、協定校であるキーウ大学に在籍する学生より、ウクライナから避難するとともに、学びを継続するため本学に留学ができるかどうかを問い合わせるメールが多数寄せられました。

報道発表で永尾学長は、「キーウ大学の学生の声を真摯に受け止め、大学で協議を開始しました。同大学とも連絡を取り、同大学に籍を置きながらオンライン授業を継続して受講することを条件として、天理大学で日本語を学ぶ意思がある学生9名を、交換留学生として本学で受け入れることとしました」と発表しました。

また、受け入れにあたって永尾学長は「本学で既に日本語を学んでいるウクライナ人避難民には、生活面の支援を行うチューターとして英米語専攻の学生にサポートしてもらっている。その経験も還元し、来日する9人の学生にもチューターをつけたいと考えている」と話し、支援の概要について併せて発表しました。

支援概要
・従来のキーウ大学からの交換留学生と同様、居住及び光熱水費に関しては本学が提供
・受講にかかる費用も、従来のキーウ大学からの交換留学生と同様に免除
・生活支援金として、毎月1人に2,3万円を支給する予定(国際支援募金より拠出させていただきます)
・生活面の支援としてチューター学生を手配

今回のウクライナ人学生受け入れについては、天理市にも相談、協力を要請しており、報道発表の場には並河健・天理市長も同席し、支援の協力について「市を挙げて受け入れたい」と述べられました。

なおキーウ大学のウクライナ人学生は、6月下旬から7月初旬にかけて来日予定で、9月の秋学期から、国際学部地域文化学科日本研究コースにおいて、日本語習得のための授業を受ける予定です。

※今回の受け入れに先立ち、本学ではウクライナからの避難民受け入れに寄り添った支援を行っていくため、4月12日に「天理大学国際支援募金」を開設しております。
当初、募金の期間は7月15日までとしていましたが、天理市と協議した結果、ウクライナ人学生の今後の生活支援等も行いたいと考え、双方で展開している募金の期間を延長することとなりました。
現在までお寄せいただいている募金総額は以下の通りとなります。
国際支援募金:413万844円(6月15日現在)
天理大学関係者はもとより、卒業生の皆様、地域住民の皆様、本募金の趣旨にご賛同くださる皆様には、引き続きご支援賜りますよう、何卒お願い申し上げます。

【入金先の口座情報】
金融機関:奈良中央信用金庫
支店名 :本店営業部(店番011)
預金種別:普通預金
口座番号:1033165
口座名義:天理大学国際支援募金
口座ヨミ:テンリダイガクコクサイシエンボキン

注意事項
・奈良中央信用金庫本支店「店頭窓口」でのお振込みでは手数料が無料になります。
・ATMによる入金には手数料がかかります。ご了承ください。
・クレジットカードによる入金は現在取り扱っておりません。
・個人の寄付金控除の対象とはなりません。

問い合わせ先
天理大学学長室企画課内 「天理大学国際支援募金」係
TEL:0743-63-9012
mail:shien※sta.tenri-u.ac.jp(※は@に置換してください)

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