「トンガ王国 災害支援募金」贈呈式 – 天理大学

■2022年3月29日

発信者:天理大学

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天理大学と天理市が協同実施した「トンガ王国 災害支援募金」の贈呈式が3月24日、テヴィタ・スカ・マンギシ駐日トンガ王国特命全権大使を招いて、天理大学本館(研究棟)第一会議室で執り行われました。

天理大学にはこれまでトンガから11人(現役学生3人)が留学しており、いずれもラグビー部員として活躍してきました。こうした縁から、本年1月15日に発生したトンガ沖の大規模噴火で被災したトンガの復興支援として、「トンガ王国 災害支援募金」を、2月2日から3月15日まで実施することとなりました。

1月28日から募金活動を開始していた天理市と協議し、募金活動を地域ぐるみの活動として展開しようと、協同での呼びかけを開始。これに賛同した天理市立天理西中学校、私立天理中学校でも自発的に学校内で募金活動が行われ、3月15日までに、合計5,250,733円の募金が寄せられました。

マンギシ駐日大使を招いて執り行われた贈呈式には、本学の永尾教昭学長をはじめ、天理市の並河健市長、天理西中学校生徒会の生徒代表、天理中学校生徒会の生徒代表、天理大学ラグビー部の小松節夫監督、ラグビー部に所属するトンガ出身の留学生3人、さらに「トンガ王国 災害支援募金」の口座開設に尽力した奈良中央信用金庫の高田知彦理事長が出席しました。

式典であいさつに立った永尾学長は、被災したトンガへお見舞いの言葉を送るとともに、「本募金をトンガの復興の一助として役立てていただけたら、私たちにとってこれほどありがたいことはない」と述べました。
また、天理市、天理西中学校、天理中学校をはじめとする、募金を寄せた方へ感謝の意を表した後、トンガ出身の留学生に対して「これだけの募金をお寄せいただくことができたのは、皆さんと先輩たちの活躍があったからこそ。そのことに誇りを持ってこれからの学生生活を送ってほしい」と、今後の活躍に期待する旨を述べました。

続いて、天理西中学校、天理中学校の生徒会代表がそれぞれにあいさつに立ち、募金に込めた思いを伝えました。

永尾学長、並河市長から目録を手渡されたマンギシ駐日大使は、「非常に大きな支援をいただいたことに、大変喜びを感じています。天理大学、天理市、天理の中学生の皆さんの活動によって、天理とトンガの間に強い絆ができたと思います」と、関係者に対して深い感謝の意を述べました。

また、贈呈式前後に留学生らと懇談したマンギシ駐日大使は、留学生3人と連絡先を交換するなど交流を深め、学生の活躍に期待を寄せました。

◎なお、集まった募金総額5,250,733円は、3月15日付で、駐日トンガ王国大使館に送金しました。皆様のご協力に感謝申し上げます。

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