地域活動に「まちづくり賞」 – 岡山県の天平分教会
岡山市の天平分教会(上平智一会長)を拠点とする地域活動「おかえりこども食堂」と「カフェ・ふらっと」は先ごろ、第4回「おかやま協働のまちづくり賞」(岡山市主催)の「入賞」(第2位相当)に選ばれた。
この賞は、地域の社会課題を解決する優れた協働の取り組みを表彰するもの。今年度は、平成27年の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」に基づく「すべての人に健康と優しさを」のテーマのもと公募が行われた。
上平会長(76歳)は長年、民生委員や幼稚園、小・中学校のPTA会長を務め、会長夫人の敏子さん(72歳)も校区の婦人会で学童保育の立ち上げに携わるなど、地域に根差した活動を夫婦で続けてきた。
平成28年4月、岡山市内で初の「こども食堂」となる「おかえりこども食堂」の運営を開始。子供からお年寄りまで誰でも利用できる“みんなの食堂”を目指すなか、毎回約50人が教会へ足を運んでいる。
さらに、昨年から月に一度「カフェ・ふらっと」という集いの場も設けることに。子育て世代やお年寄りが、お茶菓子を楽しみながら、講師として招いた栄養士や薬剤師から暮らしに関するアドバイスを受けている。
活動を後押しする“地域の協力者”は多く、企業や団体が食材を提供し、地域住民がボランティアを務めている。
こうした取り組みが行政から高く評価され、2月23日、二つの活動が岡山大学で開催された「SDGsフォーラムin岡山2020」の席上で表彰された。
〔岡山教区・香取代表社友情報提供〕