消毒液生成器を自治体へ – 京都府の園部分教会
コロナ対策用に寄贈
京都府南丹市の園部分教会(中西興会長)は2月19日、新型コロナウイルスの影響でマスクや消毒液が枯渇していた和歌山県湯浅町に消毒液の生成器と材料を寄贈。これをもとに作られた消毒液は、公共施設に配布されている。
中西会長(51歳)は10年前、「災害などで困っている人々を助けたい」と、教会信者と相談のうえ、毎月資金を積み立てる「一円玉基金」を開始。これまでも“有事”の際に、基金から当該の自治体へ義援金を送るなどしてきた。
こうしたなか、湯浅町の病院で、新型コロナウイルスの感染者が確認。2月18日に町内でマスクや消毒液が不足していることを知った中西会長は、すぐに医療品メーカーへ問い合わせ、一円玉基金から消毒液生成器10台と材料を購入し、翌19日昼ごろ同町へ寄贈した。
寄贈された機械と材料から生成された消毒液は、緊急性が高い高齢者施設や病院などの医療施設、さらには一般の町民が使用する町立総合センターなどに順次配布されている。