在りし日の面影を偲び 三代真柱夫人 中山まさ様20年祭

■2021年8月24日

発信者:本部

三代真柱夫人・中山まさ様の20年祭が、命日に当たる8月15日の午前10時から、中山大亮様祭主のもと、本部祖霊殿で厳かに執り行われた。当日は、親族をはじめ本部在籍者、直属教会長、教区長のほか、一般教会長やようぼく・信者などが参列した。


大亮様をはじめ祭員らは、定刻15分前に本部詰所を進発。神殿、教祖殿での参拝を経て、定刻の午前10時に祖霊殿で礼拝された。この後、開扉、献饌に続いて、大亮様が祭文を奏上された。

大亮様は、祭文の中で「霊様には、奇しき縁により中山家の人となられ、常に三代真柱様のお心に沿い、真柱の理を立てきって真実を尽くされました。また、神一条の精神をもって人を育て導かれ、時には厳しく、そして時には温かく道の子たちをご丹精くださいましたご恩は、誠にありがたく忘れる時とてございません」と、ご遺徳を讃えるとともに、「また、婦人会五代会長に就任されては、38年の長きにわたり婦人会員の成人のうえに心をお砕きくだされ、多くのみちのだいをお育てくださいました。人皆、道の母と仰ぎお慕い申しておりましたのに、ゆくりなくもお出直しせられましたことは、誠に口惜しく心寂しい限りでございます」と振り返られた。

そのうえで「爾来、歳月は過ぎゆきて、今日はお出直しより早くも20年を数える時となりましたので、やしき内の者をはじめ、お徳を慕う人々御前に寄り集い、20年祭を執り行い、折々の思い出を連ねて、在りし日の面影をお偲び申し、数々のご功績に御礼申し上げたいと存じます。何とぞ、霊様にも、真心よりお仕えするさまをお受け取りくださいまして、いまもこれからも道の行く手を御心放たずお見守りいただき、世界たすけの道の御用に勇んで働かせていただけますよう」と奏上された。

祭員列拝に続いて、親族、本部勤務者代表、教会長代表、婦人会代表、一般参拝者代表らが参拝した。

当日は新型コロナウイルス感染拡大を防止するうえから、殿内の参拝者数を制限。一般参拝者は、本部中庭の祖霊殿前に設置された50張りのテント内で、十分な間隔を空けて参列した。

祭員らの退場後、宮森与一郎内統領が、一般参拝者にお礼のあいさつを述べた。

その中で、宮森内統領は、まさ奥様のお話は常に、お道の者の通り方の基本や心がけておくべき事柄が含まれており、時旬に応じて、また、話す相手に対して、それぞれに思いをもって心をかけてくださったように思う、と話した。

そのうえで、まさ奥様がお示しくださった姿をいま一度思い出して、その遺徳を偲び、足跡を慕って、ともどもに、これから先、次の時代の人や周りの人に教えを伝えていきたいと語った。