「憩の家」スタッフ 地域包括ケア推進に「功労賞」

■2021年3月10日

発信者:天理よろづ相談所

天理よろづ相談所病院「憩の家」副看護部長兼患者総合支援センター統括師長を務める河合のり子さん(58歳・教会本部ようぼく・奈良県桜井市)は先ごろ、奈良県の地域包括ケアシステムの基盤構築に貢献した長年の功績が評価され、第49回「医療功労賞」(主催=読売新聞社、後援=厚生労働省ほか)を受賞した。

この賞は、地域医療への貢献者を顕彰することを目的に、1972年に創設されたもの。

地域包括ケアシステムとは、医療や介護が必要な状態になっても、可能な限り住み慣れた地域や自宅で自立した生活ができるよう支援する仕組み。厚労省は、団塊世代が75歳以上となる2025年を目途に同システムの構築を進めており、在宅医療・介護へのニーズが高まっている。

河合さんは「今回の受賞は、“病む人の陽気ぐらし”を追い求める当院の成果が評価されたのだと思う。これからも、父の身上をきっかけに信仰へ導いていただいたことに感謝し、医療ようぼくとして恩返しをしていきたい。さらに、看護に社会福祉という概念を取り入れ、時代に必要なサポートを考えたい」と話す。

「患者や家族が幸せに過ごせる環境を整えたい」と話す河合さん

「患者や家族が幸せに過ごせる環境を整えたい」と話す河合さん