「子育て支援」テーマに「ひのきしんスクールシンポジウム」 – 愛知教区

■2021年11月8日

愛知教区(西初晴教区長)は10月17日、名古屋市の教務支庁で「ひのきしんスクールシンポジウム」を開催した。

今回は「育児は育自」と銘打ち、子育て支援をテーマに企画。ZOOMとYouTubeの同時配信によるオンラインでの開催とし、手話通訳や字幕を付けるなど、バリアフリーにも対応した。

最初に、西教区長があいさつ。今回の開催の経緯や、講師陣との打ち合わせを重ねる中で多くの学びを得たことなどを話し、「本日のシンポジウムをおたすけに生かす姿こそ、ひのきしんの態度として世に映していかねばならない」と述べた。

続いて、臨床心理士の東豊〈ひがし・ゆたか〉龍谷大学教授が、「家族・子育て・P循環  P循環理論から考える」と題して基調講演。「家族療法」の第一人者であり、『天理時報』の連載エッセー「人と関わる知恵」(著:金山元春・天理大学教授)で紹介された「P(ポジティブ)循環・N(ネガティブ)循環理論」の提唱者でもある東氏は、同理論の概要や子育てにおける有用性について解説した。

この後のパネルディスカッションでは、東氏、元愛知県刈谷児童相談センター所長の萬屋〈よろずや〉育子氏、青少年養育支援センター「陽氣会」代表の杉江健二氏、養育里親の松原ひふよ氏が登壇。それぞれの立場から、子育て支援について意見を交わした。

閉講にあたり、村田幸喜・本部布教部社会福祉課長が登壇し、「今回、オンラインで開催されたことは、素晴らしく画期的なことと感じる。ひのきしんは親神様への報恩感謝の現れである」と締めくくった。

〔愛知教区・中島代表社友〕

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