天理教の教え

陽気ぐらし

いまゝでと心しいかりいれかへて
よふきつくめの心なるよふ

(おふでさき 十一号53)

 

月日にわにんけんはじめかけたのわ
よふきゆさんがみたいゆへから

(おふでさき 十四号25)

 

皆んな勇ましてこそ、真の陽気という。
めん/\楽しんで、後々の者苦しますようでは、ほんとの陽気とは言えん。

(おさしづ 明治30年12月11日)

※『おふでさき』は教祖が自ら筆を執って記された書き物で、17号、1711首のお歌

※『おさしづ』は教祖ならびに本席様による口述の教えを筆録したもの

陽気ぐらしとは何ですか?

陽気ぐらしとは、私たちをはぐくみ育てる大自然を司る親神様の恵に感謝し、そのご守護に生かされ生きている喜びを身体いっぱいに感じながら、私たち人間が互いに尊重し合い、救け合って暮らす、慎みある生き方です。

どのようにして陽気ぐらしを実現するのですか?

人間創造の目的である陽気ぐらしへのたすけの手立ては、教祖を通して教えられました。それが「つとめ※」と「さづけ※」です。多くの信仰者が「つとめ」と「さづけ」を通して困難・苦労を抱える人々にたすけの手を差し伸べることで親神様が望まれる「陽気ぐらし」という生き方が世界中に伝わっていきます。

悲しくつらい出来事は世の中にたくさんありますが、それでも陽気ぐらしはできるのですか?

日常生活に生起する出来事には、それがたとえ病気や問題といった辛く苦しい人生の節となるような出来事であったとしても、そこには「あなたを陽気ぐらしに導きたい」と願う親神様の思召が込められているのです。天理教では「心通りの守護」と教えられます。人生に起こった出来事を通して今までの心遣いを振り返り、教えに照らして日々の心遣いを改めること大切です。いかなる境遇にあっても、心の用い方一つで陽気ぐらしへの道を切り開くことができるのです。