天理教の教え

たんのう

「たんのうは、単なるあきらめでもなければ、又、辛抱でもない。日々、いかなる事が起ろうとも、その中に親心を悟って、益々心をひきしめつつ喜び勇むことである。」

(天理教教典)

たんのうとは何ですか?

「たんのう」とは、十分に満足した心の状態のことを言います。一方、天理教で教える「たんのう」は、どのような状況下においても、「それは私たちを陽気ぐらしへと導く親神様の御守護である」と受け止めることのできる心の治め方です。

なぜたんのうの心を治めなければならないのですか?

自分や家族の運命を大きく陽気ぐらしへと切り替えるためです。教祖は「たんのうは前生いんねんのさんげ」と教えられます。成ってきた事柄を受け止め、その原因となる自らの心遣いやいんねんを深く思案し、芳しくない運命が切り替わるよう、陽気ぐらしの生き方へと日々の心遣いを立て替える努力をすることが大切です。