おやのことば 6月13日

高校の部活動の大会に参加する息子を競技場へ送るため、久しぶりに交通量の多い町中で車を運転しました。

市街地に入るまで、大きなトラックの後ろをしばらく走っていましたが、目的地へ通じる抜け道を知っていたので、幹線道路を直進するトラックの傍らをすり抜けて横道に入りました。複雑に入り組んだ狭い通りを抜けると、競技場へ続く大通りに出ます。これで、10分くらいは時間を短縮できるでしょう。

ところが、横道を抜けて大通りに面した交差点で信号待ちをしていると、先ほどのトラックが目の前を悠々と通り過ぎていきます。うまく時間を節約したつもりでしたが、普通に幹線道路を走ったほうが早かったようです。

「早き道は早きにならん、遅くの道は遅きにならん」

別に競走をしていたわけではないので、悔しがることはありません。ただ、なんとなく人生にも似たようなことがある気がして、思わず苦笑しました。

結果的に時間の節約はできませんでしたが、息子の集合時間には間に合いました。目的地に予定通りに到着したのですから、まずは無事に運転できたことを喜び、親神様のご守護に感謝すべきでしょう。

長い人生、あまりあくせくせずに、もう少しゆっくりと行きましょうか。(岡)

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