おやのことば 2月15日

最近、心と体の健康をテーマに取り上げた雑誌やテレビ番組が、目につくようになってきました。20代や30代のころは、ほとんど健康のことなど話さなかった友人とも、このごろはいつも体調や健康法の話題で盛り上がっています。

先日、待合室で雑誌を取ると、「心とからだ」の健康についてチェックする記事がありました。

自分に該当する項目をいくつも見つける中で、「人に頼まれたことをなかなか断れない」という項目が特に気になりました。

というのも、私自身が自他ともに認める”優柔不断人間”だからです。

確かに、何でも「ハイ」と引き受けるうちに仕事の調整がつかなくなり、立ち往生してしまうことも少なくありません。「性格を改めなくてはいけないな」と考えていて、今日のお言葉が目に留まりました。

「皆勇んで\、勇んで掛からにゃいかんで」

原文は普請の心構えについてのお言葉ですが、シンプルな表現の中にも、何かに取り組む際に一番大切なことを教えてくださっています。

いまの自分に必要なのは、性格を変えることよりも、きっと”心の向き”を変えることなのです。今日も目の前にある仕事に取り組むことができるのは、すべて親神様のご守護のおかげなのですから。

そう考えると、滞っていた筆が、不思議とどんどん先へ進みます。やはり大切なのは、心の向きですね。(岡)

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