おやのことば 11月19日

最近、テレビの星占いが目に付くようになりました。朝の時間は、時計の代わりにテレビをつけているのですが、ちょうど出発の時間と重なっているために、つい見入ってしまうのです。

占いに頼って毎日を送っているわけではありませんが、体調の良い日もあれば、どうもスッキリしない日もある。その日の天候やちょっとした家族との会話によって、気分が優れない日もあれば、幸福感に満たされる日もあります。毎日の生活にこのようなリズムがあること自体は、否定することができないでしょう。

「良い日もあれば、又中になあという日もある」

毎日が晴天ではなく、雨の日もあれば風の日もある。日照りが続けば干魃になるのですから、雨天も親神様の恵みであることは間違いありません。しばしば、大きな被害をもたらす落雷さえも、作物の生育にとっては必要な面もあるようです。この世界に生起する出来事のすべては、親神様の親心の表れなのだということを忘れてはならないでしょう。

明日の出来事については先案じをし、昨日の出来事を思い起こしては、くよくよと考える。こんな毎日を繰り返していますが、「おさしづ」を拝読していると、時には雲間に光が差し込むような、晴れやかな気持ちになることも少なくありません。

いろいろな日々がある中で、それでも親神様の守護の元に生かされて在るという感謝と喜びの心を持って、きょう一日を生きていく。「おやのことば」には、そのような人生を可能にしてくれる信仰の力が、いっぱいに詰まっているのを感じます。(岡)

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