おやのことば 7月26日

言葉は不思議です。幼いころ知人に言われた何げないひと言が、いつまでも心に残っていることがあります。また、恩師や家族の励ましの言葉が、一生の心の支えになることもあるでしょう。

人生を豊かにする秘訣の一つは、心が折れそうなときや気持ちが萎えかけたとき、いつも自分を支えてくれる多くの言葉を見つけることではないでしょうか。

「おさしづ」を拝読していると、今日を生きる力になるとともに、苦難を乗り越える勇気の源にもなるような力強いお言葉に、しばしば出合います。

また、普段は見えない自分の姿を映し出す”鏡”となり、反省を促されるようなお言葉も少なくありません。

「泣く\するようでは神が受け取れん。百万の物持って来るよりも、一厘の心受け取る」

仕事や用事がいくつも重なって、どうしても意欲が湧いてこないとき、いつも心の中で繰り返すお言葉の一つです。

与えられた仕事や立場は、できることなら勇んでつとめたい。でも、なかなか前向きになれないこともあります。そんなときに「泣く\するようでは神が受け取れん」というお言葉が心に染みます。

さあ、心を親神様に受け取っていただけるように、今日もしっかりつとめましょう。「百万の物」より「一厘の心」が大切なのですから。(岡)

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