おやのことば 3月14日

珍しく、一人で家の留守番をしていると、ストーブの灯油がなくなりました。日ごとにかなり暖かくなってきましたが、朝夕はまだ暖房が必要です。ストーブの上にあるやかんの水も沸かさなくてはなりません。

勝手口から外へ出て、物置に灯油を取りに行きました。ところが、物置の扉の鍵が見つかりません。いつも同じ場所に置いてあるはずなのですが、妻が勝手口の周辺を整理したようです。いくら探しても見つけることができず、結局、妻の携帯電話に連絡しました。

「夫婦とも\心を治めてくれ」

結婚して20年を過ぎると、いつの間にか二人そろって暮らしていることが”生活の前提”となっています。まさに「二人で一人」。

外で仕事をして、社会的な「自分」の役割を果たすことができるのも、家庭を守ってくれている妻の存在があるからです。

もちろん、夫婦のあり方は千差万別です。私たちとは正反対のケースもあるでしょうが、それぞれが互いに欠かせない存在であることは、どの夫婦にも共通するはずです。

とはいえ、家庭のことについて妻に一方的に依存していては、「夫婦とも\」という理想には近づけません。物置の鍵の場所も知らないようでは、夫婦がそれぞれ勝手に毎日を暮らしているようなものでしょう。

もう少し、夫婦で話し合う時間を増やしたいと思います。(岡)

ページの先頭へ