おやのことば 1月13日

大晦日の夕方に吹きつけていた北風も明け方には収まり、静かな元旦を迎えました。夜明け前に家を出て、本部元旦祭に参拝していると、昨年の反省や今年の抱負が自然と心に浮かんできます。

過ぎし年を振り返るとき、1年間この「かしもの」の体を使わせていただき、いまここにぬかずいていることに素直な喜びを感じます。

今日も昨日と同じように目覚めて、家族と言葉を交わし、食事をおいしく頂く。こんな「当たり前」の日常も、本当は決して「当たり前」ではない。親神様の絶えざるご守護のもとで、あらゆる生命はその営みを続けているのです。

「神はをや、世界は皆かしもの。救けたいは一条や」

新たな年に思いを馳せるとき、「救けたいは一条や」という「をや」の思いが胸に迫ります。

親神様のご守護に満たされたこの世界に向けて、「救けたい」という親心を広く伝えていく。こうしたようぼくの使命を考えるとき、今日の自分を見つめ直し、明日の自分を親神様の思召に近づけていく努力の大切さと、現在の自分の至らなさを痛感します。

今年は少しでも成人の歩みを進めることができるでしょうか。早朝の神殿で、白い息を吐きながら、精いっぱいに「みかぐらうた」を唱和しました。(岡)

ページの先頭へ